いい1年を迎える準備を

いい1年を迎える準備をするのに、門松やしめ飾りを家の玄関に飾っておくのは日本人の習慣となっています。さらに、正月三ケ日もすっかり定着しています。この三日間にやることは、初詣、お年玉をもらう、初夢です。
初詣をすることは、1年で最初の朝日を目で見ることであり、神社に行って良い事が起きるようにと1年先までの人生を占います。お年玉を親などから子供がもらうことで、気持ちに張りが出てきます。
新年になって初めて見る夢を初夢と言い、初夢でその年の運勢を占うならわしがあったので、楽しくて良いものが見られるように、期待をして新年を過ごします。
このように、正月はワクワクした気分で迎えて、親しい友人や親戚に囲まれてにぎやかに過ごすという習慣があります。もし、正月がない1年の始まりなら、人は会社で学校で新たな期待感を持つことなく、だらだらとした生活が続くかも知れないということです。はじめが大事であり、スタート次第で好展開が期待できるというように、正月はたいへん大きな意味を持っていて、重要な月であることがわかります。健康に留意して、心身ともにバランス良く、楽しい人生を送ることができるように、大きな神社で正月の抱負感を語ると気持ちがとてもスッキリとします。日本人らしく、勤勉で遊び上手な民族は、正月をかなり盛大なものにすることで、未来に強い期待を持って焦らずにしっかりと前を向いて歩んでいくことを誇りにしています。
今後は、少子高齢化社会で、高齢者が主役となって正月の行事を盛り上げることができるようになれば、若い人たちも元気が出て、幅広い活動をしていこうという気持ちになっていくことが予想できます。そのために、高齢者の働く場を広げて人生の楽しさを若い人たちに伝えていき、一度しかない人生を大事にすることを教えていくことが大切であり、1年の初めである正月に抱負感をしっかりと持って強くたくましく生きていくことを誓っていけたら素晴らしいことです。

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